豊かな人脈を活用してトップ企業との事業提携を早期実現

経営課題 FRP製品の成形技術に問題
支援内容 優れた技術を持つ成形加工企業との橋渡しを実現
支援効果 短期かつ低コストでFRP成形の技術課題をクリアし、新製品の開発に成功

一流スポーツ選手やアスリートたちも愛用している「酸素シャワーカプセル」。

通常の酸素濃度の約1.5倍に高めたカプセル内で身体をリフレッシュさせるというもので、疲労回復や健康増進、アンチエイジングに効果があると話題を呼んでいる。
従来はナイロン製品が主流だったが、「FRP(強化プラスチック)化することによって、操作性や機能性を高めようと考えました」と田代智徳さん。

だが、既存のFRP成形技術では、カプセルの上蓋と下蓋を合わせたときにわずかな隙間が生じ、内側の酸素が漏れ出してしまうという問題があった。
また、FRP特有の臭いも、「カプセル内で長時間の酸素を浴びるためには、どうしても解決する必要がありました」と振り返る。

2005年秋、“藁をもすがる思い”で化学メーカー出身の新現役人材に開発協力を依頼。
熱処理によって臭いの問題を解決するなど、専門家ならではの適切なアドバイスが役立った。
FRPの成形加工については、新現役人材が培ってきた豊富な人脈の中から医療用機器などを製造する全国トップレベルの会社を紹介してもらった。
試作品づくりに根気よく付き合ってもらうなど、「技術力の高さはもちろん、モノづくりの情熱を共有できました」と田代さんは目を細める。

新現役人材との連携を始めてわずか半年後、これまでにないハードタイプのシャワーカプセルの開発に成功。
スポーツ関連施設や医療施設などから問い合わせが相次いでいる。

「新現役人材の人脈も貴重な資産の一つ。これからも、さまざまな分野で企業OBを活用していきたい」と意欲を示す。

新現役人材の視点

田代社長とお会いしたとき、「こんな製品を作りたい!」という思いがひしひしと伝わってきました。

一口に“FRP成形加工”と言ってもその間口は大きく広がっています。
特にヘルステックが開発しようとする製品は、強度や耐性だけでなく見た目や風合いにもこだわる必要がありました。

企業が何を求めているかを引き出し、そのニーズに応えてくれるパートナーと橋渡しすることで効率的な製品開発ができました。

森本 尚夫

この会社の基礎データ
社名 株式会社ヘルステック
代表 田代 智徳
住所 京都市下京区中堂寺南町134 京都リサーチパーク1号館2F
電話 075-326-1315